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安全・安心への取り組み
ヒロセは、お客様・協力会社・現場で働く人々はもとより、地域の人々の安全と安心の確保を最優先に考えて事業を進めております。
当社の事業の一つの柱「重仮設事業」は、構築物を安全に作り上げるために欠かせないものですが、完成したときには残らない「仮設物」です。当然、安いコストで早く簡単に済ませたいと考えがちです。しかしながら仮設の失敗が、工事全体に及ぼす影響は大変大きく、本体構築物よりも計画や施工方法の自由度が大きいため、企業の企画や遂行力の差が顕著に表れます。つまり、お客様の建設事業全体に、大きな安全を提供するという重い責任があると言えます。もちろん、そのお客様へ安全・安心を提供する立場にある我々自身に事故・災害など、あってはならないと考えております。
もう一つの事業の柱である「補強土事業」は、たとえば用地に制限のある場所での垂直盛土を可能にしたテールアルメ工法など、本設構造物そのものを安全に提供するという使命を担っております。これは仮設ではなく、本設の構造物ですので、最終使用者である一般の皆様へも安全・安心をご提供しているといえます。
このようにヒロセの安全は、携わる現場や自社工場での事故・災害を防ぐ事にとどまらず、当社の事業そのものが、皆様の生活に安心をご提供することであると考えます。
ヒロセ安全衛生方針
当社は、人命尊重、安全最優先の企業理念に基づき、災害防止活動を推進すると共に
『安全・安心』の会社を目指す
- 1.「事故・災害の撲滅」
- 全社員及び協力会社が一丸となり、職場の危険有害要因を洗い出し、評価、特定し、
的確な安全衛生管理を行うことにより、労働災害ゼロを目指す。 - 2.「コンプライアンス」
- 労働安全衛生関係法令や当社の安全衛生管理規定・基準と社会規範を遵守する。
- 3.「安全衛生水準の向上」
- 「ヒロセ労働安全衛生マネジメントシステム」に基づくリスクアセスメント手法により、「計画・実行・検証・改善」のPDCAサイクルを常に廻し続けて、安全衛生水準の向上を図る。
ヒロセ労働安全衛生マネジメントシステム
ヒロセでは、2001年より労働安全衛生マネジメントシステムを導入し、安全のPDCAを回し続け常にワンランク上の「安全」を目指しております。
ヒロセの安全PDCA
区 分 | Plan(計画) | Do(実行) | Check(検証) | Act(対策) |
---|---|---|---|---|
年間 | 年度安全衛生管理計画書 | 年間の安全業務遂行 | 安全システム監査 | 監査指摘事項の是正 |
事業場毎に作成 | 各事業場で年1回 | 翌年の監査で再検証 | ||
月間 | 月間安全目標設定 | 毎月の安全管理活動 | 月間目標の進捗確認 | 協議会指摘事項の是正 |
事業場毎に作成 | 安全衛生協議会 | 翌月の協議会で確認 | ||
工事単位 | 施工計画審査・リスクの抽出 | 工事施工 | 事前安全対策の検証 | 類似工事参考資料整理 |
着工前検討会の実施 | 施工中検討会の実施 | 完成検証会の実施 | 工事実績データ蓄積 | |
日 単位 |
翌日作業の安全指示 | 工事施工・工場作業 | 自主安全点検結果確認 | 不具合の是正 |
作業打合せ会の実施 | 各作業場の安全確認 | 安全確認結果の報告 | 朝礼で全員に公表 |
安全・安心な利用のための商品試験
ヒロセでは、お客様に安心してご利用頂けるよう商品の品質を第一に考え、厳格な社内基準に準じた年代管理、使用履歴管理、それに加え目視での検査を行っております。また、1994年以降は継続して、外部公的機関※で試験を実施しています。
リースという性質上、商品の大多数が再利用される為、安全と品質の確保はヒロセの責務と考えております。リユースでありながらも新品同等の耐力を有している事を確認し、ISO9001(品質マネジメントシステム)を取得した自社橋梁工場より提供しております。
G桟橋 載荷実験
HSトラス 載荷実験
- 外部公的機関
一般社団法人日本建設機械施工協会/施工技術総合研究所、一般財団法人日本建築総合試験所、独立行政法人産業安全研究所 等
企業理念に基づいた災害防止活動
ヒロセでは、人命尊重、安全最優先の企業理念に基づき、災害防止活動を推進すると共に安全で安心をお届けできる会社を目指して取り組んでおります。
こだわり
1. 協力会の現場パトロール
毎月一回、ヒロセの本支店長をはじめ、施工責任者と協力会社が一体となり、現場パトロールを実施しております。協力会社は、自社の作業員が従事していない現場をパトロールし、他社の作業員であっても不安全な行動や状態を指摘し合い、ヒロセの協力会社として人命尊重、安全最優先で災害防止活動を行っております。
2. 安全衛生協議会
協力会社の現場パトロール後は、指摘事項や是正措置の報告を行います。その後、現場毎のルールや通達事項、改正される労働安全衛生法等の周知徹底を図っております。
3. 杭・山留分科会
杭業者と山留架払い業者に分かれての分科会を行っております。ここでは、各協力会社様からの意見や要望を聞く『場』を設けております。この『場』では、弊社と協力会社が同じ目線に立ち、率直な意見交換を行い、施工品質の向上とより高い安全確保に取り組んでおります。